片側顔面痙攣の手術を受けてから3ヶ月半くらい経った

今でもたまにピクピクと痙攣するが、ポコポコ音が鳴ることはなくなり夜はぐっすり眠れている。 先月頭くらいまでは手術の影響らしき症状もあったが、今は痙攣以外はほとんど感じない。 顔の左側の筋肉も戻ってきたので、( ᐛ👐)パァも今はもううまくできない。

本当に手術を受けてよかった。

症状が薄れると同時に段々手術と入院の記憶が薄れてきたので、忘れないうちにメモしておこうと思う。

入院準備

特に役に立ったもの

手術〜入浴できるようになるまで数日あり、入浴できるようになっても時間や頻度は自由ではない。 ボディシートはあったほうが良いというか必須だった。

シャンプーシートも必須だった。

入浴や洗顔に必要というより入浴スペースに荷物をもっていったりするのに便利だった。 床に物を直置きしなくて済むのも心理的に良かった。

家族と着替えと洗濯物をやりとりするときに便利だった。 取っ手がついていて掛けたりしておけるのが手術直後は良かった。

折りたたみスマホは入院時にはとても便利だった。 PCも持っていったが、ほとんどの作業はこれ1台でできるのでほぼ引き出しにしまっていた。 重いので次に入院するときは首さげできるようにすると良いと思った。

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入院中

手術直後

手術自体は寝ている間に終わるので何もわからない。 ICUに移動する前に家族と一瞬会って✌✌したのは覚えている。 手術の後、ICUで一晩過ごすのが本当に辛かった。 自由に水が飲めないし発熱しているしできることがない。 寝て過ごそうにも喉が渇いて30分置きに目が覚めてしまう。 頼むと乾きを癒すために水に浸したスポンジ棒みたいなものをもらえるのだが、全然癒やされなくて乾いていった。 水のことが大好きになった。

病室

病室に戻ってから2日くらいはベッドから出られない状態だった。 夜中も点滴の交換があってあんまり休まらない。 ときどき他の病室から叫び声がするのが結構怖かった。

術後3日目くらいからリハビリがはじまり、同時にカテーテルと点滴が全部終了になった。 お風呂もこのときからやっと入れるようになった。 自分の足でコーヒーもおやつも買いに行けるようになったが、数日寝ている間に体力が無くなっていて常にハアハア言っていた。

ここから数日間はひたすら頭痛との戦いだった。 1日に痛み止めが飲める回数が決まっているので、昼間に薬が切れるタイミングがくるようにして読書で気を紛らわせていた。 夜も頭痛と微熱でうまく寝られないのでアイスノンを借りて脇に当てながら寝ていた。

術後1週間くらい経過して手術跡のホチキスを抜いたあたりから頭痛と熱が少し収まり、左耳の違和感が気になるようになった。 飛行機に乗ったときのような鼓膜が張るような感じと、耳に水が入ったような感じが同時にしていてかなり気持ちが悪かった。 結局この耳の違和感は10月末くらいまで続く。

片側顔面痙攣の手術では、耳の後ろ以外にも頭部固定器の傷が生じる。 僕の場合は額に2箇所、後頭部に1箇所だったが、この傷口からとにかく汁が出る。 額の傷口は絆創膏を貼っていたが、貫通してジワジワ垂れて出てくるのでとても困った。 後頭部の傷も枕を汚すのでかなり気が滅入った。 後頭部の傷は退院前に塞がったが、額の傷は退院後もしばらく汁が出て困った。 耳の違和感と頭痛は残るものの、検査に異常はないので10日間で予定通り退院。

退院後

僕は愚かにも退院したらフルパワーに戻っていると思っていたのだが、全然フルパワーではない。 頭は痛いし耳の違和感が強くて歩くとふらつくし、退院後1ヶ月くらいはかなり弱っていた。 それでも手術前と比べると夜はちゃんと眠れるようになったので、本当に手術して良かったと思う。

退院後もずっと耳に違和感があり、ちゃんと治るのか不安だったのだが、退院後2ヶ月くらい経ったあたりで驚くほど急に治ってしまった。 退院直後に後頭部の固定器痕の周りが円形にハゲたが、こちらも2ヶ月後くらいに髪の毛が生えだしていまではほぼわからない。 大体退院から2ヶ月くらいかかって元の状態になるんだな〜というのが今回の知見だった。

手術を受けて本当に良かった。 おかげで年末年始もぐっすり眠れそうです。