なぜプレイヤーキャラクターの名前がカニカマなのか

プレイヤーキャラクターの名前を自由入力させるゲームを遊ぶときはキャラクターの名前をカニカマにしています。

なぜ本名やハンドルネームではないのか? また、なぜカニではないのか? という点について嫁から突っ込まれたので、現時点での僕の考えを記録しておこうと思いました。

まず、なぜ本名ではないのか。

これは単純でプレイヤーキャラは僕ではないからです。 昔ラブプラスというゲームをやったときに律儀に自分の名前をプレイヤーキャラクターの名前にしていたのですが、 主人公が僕のようなコミュ障ではないので段々自分と乖離してきて感情移入できなくなってしまったからです。 そのうち自分と同姓同名のキャラクターとネネさんがイチャイチャしているのを観るのが辛くなってきたのでこのゲームを起動することはなくなりました。

なぜハンドルネームではないのか。

ハンドルネームは名前ではないからです。 エヌ・イー・アイ・エヌ・サン・ナナさんはすべての住民がIDで管理された一部のディストピア以外の世界観には馴染めません。 というか、そもそも長すぎて入力できない場合がほとんどです。 nein37 は日本語のシナリオ中に出てくると違和感があるので使っていません。

なぜカニではないのか。

僕がカニを好きで、ゲームキャラはカニではないからです。 カニという名前で呼ばれた時、ハサミもなく、歩脚が4対でなく、眼柄ももたないキャラクターでありたくないんです。 また、たとえ操作キャラクターがカニのゲームであっても理由なく残虐な行為に及ぶカニであれば「カニはそんなことしない」と思ってしまいそうな気がします。 もし理想のカニになってカニらしい暮らしができるゲームができたらカニという名前になるかもしれませんが、その機会はおそらくないでしょう。 カニに求めるものが多すぎて気軽にカニになれていません。

なぜカニカマなのか。

カニカマはカニではなく、誰からもカニの代用品として認知されていて、それでいて僕自身が深い興味を持っていないものだからです。 カニでなくカニカマだと思えばどんなキャラクターであっても、どんな性格でも受け入れられますし、 僕自信が「こうでなければ」という強迫観念から離れて自由に遊ぶことができます。 例えば、カニカマは時に理由なく残虐な行為に及ぶことがありますが、カニじゃなくてカニカマなのでしょうがない。 魚肉練り製品じゃあしょうがないなあ。という感じです。 今日もカニカマのおかげで現実とゲームの区別を付けて楽しく遊んでいられます。